展示のお知らせ
こんにちは。皆さんいかがお過ごしですか。いつもニュースレターを読んでくださりありがとうございます。今日からスタートする展示のお知らせをお送りします。みどりちゃんの原稿執筆で色々とままならない日々で、展示の告知が後手後手になってしまいました…すみません。
『太郎とTARO』の原画展示のほか、関連書籍の選書、描き下ろしのドローイング作品の展示・販売、「戦争嫌すぎシール」の販売などします。関東近郊の方はぜひお運びください。common houseという素敵な書店での展示です。

【大白小蟹『太郎とTARO』原画展】
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会期|2026年8月7日(金)〜9月8日(火)
木曜定休+第1&第3水曜休み
時間|14:00-21:00
※変則日あり(詳細はcommon houseのInstagramをご覧ください)
会場|common house(東京都世田谷区給田5-2-6-101)
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〈展示内容〉
『太郎とTARO』原画(展示のみ)
平和希求ドローイング100点(展示・投げ銭形式で販売・その場でお渡し)
ドローイングシリーズ「conversations」から9点(展示・販売)
『太郎とTARO』関連書籍選書
〈グッズ等〉
・グッズ「戦争嫌すぎシールシート」
・書籍『太郎とTARO』初回配本特典クリアしおり付き





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〈関連イベント〉
映画『太陽(ティダ)の運命』自主上映会
会場:common house
日にち:2026年8月29日(土)
時間:①11:00〜14:00 ②14:30〜17:30 ③18:00〜21:00
※要申込。詳細はcommon houseのInstagramをご覧ください。
common houseさんが私の発信をきっかけに映画を見に行って、展示の会期中に上映会を企画してくれました!うれし!見逃している方はこの機会に展示と合わせてぜひ!
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〈原画展開催によせて〉
『太郎とTARO』の原画と、沖縄のことを考えながら日々描き溜めているドローイングの一部を展示します。
『太郎とTARO』は2019年に大学院の修了制作として制作しました。安倍政権による安保法制を受け世の中が戦争に向かっているように感じ、そのような状況にNOと言いたくて戦争の物語を描きました。
私は沖縄で生まれ育ち、18歳で進学を機に沖縄を離れました。祖父母は沖縄戦体験者です。本土で大学生活を送る中で、沖縄について描くことは自分に課せられた宿題のようなものだと考えるようになりました。しかし当時の自分に沖縄の複雑な歴史や現状を直接的に描く力量はなく、どうしたら良いかと考えあぐねていたときにジョージ・ソーンダーズの『短くて恐ろしいフィルの時代』を読み、寓話の形でなら描ける、と『太郎とTARO』を着想しました。
『太郎とTARO』はあくまで寓話であり、直接的に沖縄を描いている訳ではありません。しかし幼い頃から目にしてきた風景や沖縄戦の記録が表現に深く影響しています。制作当時は明確に言葉にできていませんでしたが、赤い人たちを描くときは侵略者としての「大和人」や、「島嶼部」に対する「本土」のイメージが常に頭にありました。沖縄に対する私の思いは複雑で、言葉にし得ない思考が常に胸の中に渦巻いています。それが『太郎とTARO』の言葉のない表現や今回展示するドローイングを導いているのかもしれません。
昨今の沖縄を巡る状況や、軍拡に邁進する国のありようを見るたびに絶望し、無力感を覚えますが、それでもできることを淡々とやりたいと思います。そういう風に生きることが、自分自身と、沖縄戦の死者たち、これから沖縄で育っていく子供たちや未来の人々との約束のように感じられるからです。
直接的に戦争を経験していない私たちの世代には、歴史を学び、同じことを再び繰り返さない責任があります。加害の歴史を忘れ去り、現在進行形の沖縄への構造的差別にも無関心な本土の人々の振る舞いに出会うたびに「この人たちは、過去の戦争と同じことをまたやる」と思わずにはいられません。
今回の展示をきっかけに、沖縄を巡る状況に関心を持ってくれる人が少しでも増えたら嬉しいです。それぞれの生きている場所で学んだり、周りの人と話をしたり沖縄に足を運んだり、少しだけでも、一時的でも、重い荷物を小分けにして一緒に背負ってくれる人が増えたら、もっと嬉しいです。
それが、私の大切な故郷とそこに居る大切な人たちを戦争から遠ざけることに繋がると信じています。
2026年6月29日 大白小蟹
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